第15次鳴瀬川水系渓魚生息調査 6月18日(日)

釜底游鮪には心強いマスターいる。

沢歩きと数々の釣り場を伝授してくれるマスタースガイ
仙台大門のお客様。

前日17日の朝売り時、大門の売り場に久々に姿を現したマスタースガイ。
「ちょっと良いとこ行ってみねぇか?」と一言。
マグロを買いに来たわけではなさそうだ。
きっと渓に行きたくなったのだろう。

はっきり言えばいいのに。

マスタースガイ、家族に一人での渓流釣行を禁止されている。
個人の情報なのであり詳しくはお話できないけど、簡単に言えば過去にソロで渓に向かい
足の内部の一部をドロイド化しなくてはいけないくらいの冒険をしてきたからである。
だから、渓に行きたくなったときは誰かと一緒でないと家族の許可が下りないのである。

せっかく行きたがっているのだから、まぁ、お供するか・・。

ってな訳で、今回の調査釣行はマスタースガイのお供だ。
マスターとの釣行にはいろいろと利点がある。
まず、いろんな渓、渓の入退渓地点をよく知っている。
自分の車では行くことのできない渓にでも楽々と行くことのできる車を持っている事などなど。
結構良い事あるのだ。

で、向かった場所は

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雲より高いところ。

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鳴瀬川支流保野川。色麻大滝の上流。保野川の源流と言ってもいいところ。

マスター曰く、この堰堤の上流にパラダイスが待っている。

ホントかよ。

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勝手にどんどん先を行くマスター。
きっと嬉しいのだろう。

だが、この距離感がしばらく後に、我々師弟を恐怖の暗黒面に突き落とすこととなる。

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だからまだ入渓したばかりですよ。
そんなに急がなくても・・・。
コケても知りませんよ。

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一匹目のイワナを釣上げた様だ。

マスターの素顔はジェダイ最高評議会によって公開されることは禁止されている。
だがしかし、マスター満面の笑顔であることは間違いない。私が保証しよう。
よかったですね。マスター。

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おなかのオレンジが綺麗なイワナちゃん。
鳴瀬川水系でこんなイワナがつれる場所は自分が知っている限りではあと3箇所。
大切にしていきたい。

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川の最上流部だから水は少なくかなり冷たいけど
こんな感じのちょっと深くなっているところ。
そんなところに一匹ずつイワナが潜んでる。

マスターは餌釣りだが、自分はここでもルアー。
ルアーに興味を示す魚もいるけど喰わせるのはとても難しい。
もう少し水が温かければなぁ。

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美しい渓だ。
ゴロゴロ岩で遡行は厳しいけどハートはフォースの光明面で満たされていく。

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おや?

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水が冷たいわけだ。
6月も半ばだというのにこの雪渓。
よく見ると南側、崖の北斜面の枯葉の下はけっこう雪の塊。

雲海の上の渓だもの、そりゃこの景色あたりまえか。

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倒木も立派な太さ。

水辺の下草はまだ幼く、山菜が勢いよく芽吹いている。

そう、山菜。
この時点で注意をすべきだった。

この先を少し進んだところ
マスターとの距離は10m以上。次の深場へ先を急いでる。

そして奴は現れる。

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この茂みの横を歩いていた時、突然ガサガサと。

熊。自分との距離2〜3m。

突然の出来事に対処が何も思いつかない。

できたのは大声で威嚇するだけ。

運がよかったのか熊逃走。人間への攻撃を選択されなくて本当に良かった。

だがしかし、あろうことかマスターの方へいきなり熊ダッシュ。

大声でマスターに知らせようとするも、マスターに叫びが届かず。

久しぶりの渓で嬉しいのはわかるけど釣りに集中しすぎ。竿を構え目印に一点集中。

自分、何を叫んでいたか記憶に無いが、またまた運が良いことに熊は進行方向を
左に変えて一気に斜面を登って行った。

ここでマスターようやく事態を把握する。
あの、「へっ?」ていう顔が忘れられない。

直後の会話

マスター「バクチクナンテモテキテナイヨネェ」(震え声)
自分  「イパイモテキテルヨ」(涙声)

この調査釣行、一気に暗黒面に落ちた。

熊は山菜や何か植物の柔らかい若芽を喰ってたのだろう。
水の流れているところのその一段上の茂みで。

後で思ったことだけど、なぜマスターは先行していたのにもかかわらず気がつかなかったのだろう?

恐怖の熊出現からおおよそ5分。移動開始。退渓地点まで急いで釣りあがる事にする。

自分は熊スプレーのカバーをはずしロックを解いていつでも射撃可能の状態にして。

マスターは・・。

また釣りに集中してる。なんて人。

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だんだん渓は狭くなり高低差がきつくなってきた。
頭上は明るくなって開けてきた。

時々現れる落ち込みでマスターは順調にイワナをかけていく。

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ニコニコしないでくれ。さっきは怯えてたくせに。

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自分は周りをキョロキョロ。

熊警戒中。

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ようやくルアー通しの良い場所が現れた。
マスター「ここやってもいいよ」だって。

では、お言葉に甘えて。

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小さいミノーで来た!オレンジおなかのイワナちゃん。
よかった。こんな所まできてボーズだったら泣いちゃうよ。
すぐにリリース。

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かなり釣りあがってきたところでマスター曰く、「あれ?退渓地点がわからねぇ・・・。」

なんじゃそりゃ・・。
まぁ、無理も無い。崖崩れが激しすぎる。地形変化はしょうがない。
前日の時点でここに来るのが判っていたら山の地図で調べたんだけど。

来た沢を引き返すことにする。確実だ。

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そして再び熊。上の画像に写ってるかな?

でも今度は気持ちに余裕が。
かなり距離がある。

熊をやり過ごし雪渓をオケツソリですべりながら退渓を目指す。

帰りは早い。

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マスターに名前教わったけど忘れた。綺麗な花。高山植物の仲間にはいるそうだ。

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無事退渓。クタクタ。

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帰り道。山道から色麻町方面を望む。

今回の釣行まとめると一言だけしか浮かばない。

すごかった。

まぁ、いろんな意味でですけど。

マスターも久しぶり楽しんで頂けたことでしょう。ドロイド化された足はかなり痛むようでしたが。

最後にこの渓に入渓してみたいと思っている人達に一言。

熊、結構います。

十分な装備で注意して入渓しましょう。

いろんな体験したけど、また来たいなぁ。




















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第14次鳴瀬川水系渓魚生息調査 6月14日(水)

6月に入ってから一度目の渓流調査釣行。
窓際の釜底游鮪も一応きちんと仕事をしておりますので、そりゃ〜毎度の休みごとに
調査釣行できるとは限らない・・。
だけど、さすがに今の良い季節を半月も何もせずにいると、
やはりハートが暗黒面に取り込まれそうになるもので・・。
と言うか、すっかり暗黒面に堕ちしまってる状況。

これでは如何と、自身のフォースに光明面と暗黒面のバランスを取り戻すために
やってまいりました。

鳴瀬川水系花川支流の荒川。

入渓地点は第11次鳴瀬川水系渓魚生息調査 5月5日(金)と同じく升沢橋からとなる。

今回はここから上流に向けて荒川を調査する事にした。

調査前日に現地のお天気を時系列で調べているとお昼から雷を伴った雨との事だったので
8時現場着、8時30分入渓、11時30分退渓と時間を決め調査に臨んだ。

もっと朝早くに入渓すれば長い距離を調査できるのだけど
この付近、森の住人「ガウガウ」が結構多めに潜んでいると聞き及んでおりますので
一人で調査する場合は早朝を避けたほうが良いかなと思いまして。
まぁ、調査に同行してくれる人なんて最初からいませんけど。

で、入渓。

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水量少なくどうなることやら。

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ちょろちょろ滝。

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ちょろちょろを過ぎてチャラ瀬に出たところで中イワナちゃん。
背中を怪我してる。
鳥にでも突かれたのかな?
傷は治りはじめてるので心配ないでしょう。
すぐにリリース。
たくさん食べて元気にそして大きくなってくれ。

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3年前に一度このルートを経験しているけど、渓相が前回の記憶と合致しない。
こんな渓だったかなと思いつつどんどん進む。

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やっぱり違う。
ここまで荒々しくなかった気がする。
以前は、渓が二筋に分かれて一方は平瀬もう一方は荒瀬とかその二筋が一筋に合流したりと
多様な流れを見せていた渓と記憶していたが、なんか今は荒々しい渓が一筋だけ。
遡行するだけで一苦労。
行く手を阻む流木がすごい量。

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荒々しいところを過ぎてチャラ瀬に出たところでヤマメさんいらっしゃいました。

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ちょっとした段差の続くところはそれぞれの段に中小サイズの渓魚がいる。
結構、数がいる事が確認できた。

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たまに現れるドン深な所には結構良型の渓魚たちが潜んでいた。
ヤマメたちはドン深への流れ込み付近の中層から上、流れにのって来る何かを一生懸命に捕食中。
イワナたちは一番深い所にピタッとくっ付いていて動きが少ない。
水がすごくクリアなので丸見え。
同じ淵に住んでいる渓魚たちだが魚種によって活性に差があるんだなぁと認識。

そんな底べったりのイワナを狙ってみたくて、渓流用バイブレーションミノーにルアーを換え
ダウンでキャストすると

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遊んでくれました。イワナちゃん。
でかい!ってわけじゃないけれど25cm位のお魚。
狙い通りに釣りが成立するなんてあまりないので正直うれしい。

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この先で退渓。
結構急ぎ足で調査した今回の釣行。
だって、「ガウガウ」が怖いから。
なんか見られてる様な気がして落ち着かなかった。

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渓を出てこの場所までの道のりも結構きつかった。
以前はちゃんと人が通れる雰囲気だったけど、今回はもう藪がひどくて・・。

廃校が見えたときはホッとした。

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車まで戻る道中。
きれいな光景。
花の名前はわからない。

渓魚の調査はもちろん楽しい。
ただ、これからは渓流域での植物の植生などにも関心を持っていこうと思う。
山菜とかチンプンカンプンだし。
植物の名前などサッと言えたらなんかイイ感じかなぁと。

車に戻り帰り支度を済ませ車にのった瞬間、雷と強めの雨。
ちょっと急ぎ足だったけど時間的に計画通り、数は少なかったけど
渓魚にも遊んでもらえておおむね満足な調査釣行でした。









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第12−2次鳴瀬川水系渓魚生息調査 5月31日(水)

月末の水曜日。

事務方の請求書作成などの仕事は忙しいだろうが現場は暇。

11時にはすべての仕事が終わり事務所を出て現場に向かう。
渓へ調査に向かう気は無かったけど、車の中のタックルを整理整頓しようと。

外に出るといい天気。

これから夏を迎える渓でウエットウェーディングを視野に入れたいでたちに換装するために
夏用のベストのポッケの中にタックル類を突っ込んでいく。
こんな感じでここはこうでと妄想しながらニヤニヤと・・・。
この妄想がたまらなく好き。

で、それを見ていた同僚が一言。

「今日暇なんだから行ってきたらいいべや!」

と。

なんだかその気になっちゃって。まぁ、気がついたら車を走らせていたわけで・・。

調査の先は、第12次鳴瀬川水系渓魚生息調査 5月10日(水)で訪れた鳴瀬川水系の支流筒砂子川。
前回、おけつ擦り剥いたうえにウェーダーに穴を開け挙句の果てにボーズ食らった場所だ。

3週間ぶりの訪問。
全くのの別世界だった。
午後2時、気温は26度。
エゾハルゼミは賑やかに鳴き、ホトトギスの綺麗な歌声は山にこだまし
渓は新鮮な緑に包まれていた。

初夏を感じる。

あぁ、来て良かった。フォースの光明面を感じる。



入渓地点。水は少なめ。



釣り上がって行く。



早速イワナちゃん。いい感じだ。入渓し2投目でいらっしゃいました。瀬の中でもちょっと深いところで。



次はヤマメちゃん。瀬から深くなる調度境目で。流下してくるエサを待ち構えていたようだ。

このサイズのヤマメが同じポイントで5尾。魚がまとまっている上に活性も高い。

もうすでにこの時点で満足。たった300m位しか歩いてないのに。



もう、どーなのよ、この景色。お弁当買ってくれば良かった。





もう少し水が多ければこんな浅瀬にも魚が出てくるだろうけど、ここに渓魚の姿は見られなかった。



今回はこんな感じの深いところの中層から水面にかけてが調子いい。



3週間前、雪がたまっていたところ。その姿は無い。





今回レギュラーサイズのイワナ。上の画像の所で。
小ぶりだけどおなかを触ってみるとなんか大きくてゴロゴロした感触が。
カエルとか食ってんのかなぁ。





水はかなり少なく前回調査時の半分位。川幅も半分以下。


今回調査区間での最も深い所。
首まですっぽりいくぐらい深い。高巻く。


川の流れが直角に曲がり流れの当たる所は深くなっている。
奥の反転流の泡の下にちびっ子ヤマメが群れていた。
この先を曲がった所に2段堰堤がある。

見えてきた。ゴール間近。
この堰堤の下は大物のヤマメやイワナの付き場だと教わったけど来る度に魚っ気無し。


上流に向かって左手の崖を登り下段の堰堤の上を通って退渓。

入渓から退渓まで移動距離3km弱。
飛び切り大きな渓魚には出会えなかったが割りと型の良い元気なヤマメ8尾、イワナ6尾遊びに来てくれた。
お疲れ様でした。

タニウツギ?
この時期きれいに咲き誇る。
この花が咲くと次はカタシロクサ(ハンゲショウ)が目立ってくる。
そして季節は梅雨へ。
季節の移り変わりがはやく感じる。
今回の調査の様な気持ちのよい釣行はなかなか無い。
こんな釣行の後は、『明日からも仕事をがんばろう』そんな気持がわいてくる。
光明面に満たされたフォースの流れを自身の中に感じつつ仙台までの帰路に着いた。


調査の最後に気になる看板が。

ついに筒砂子川にデス・スターが建設されるようだ。

かみ〜ごよ。「〜だよ」とか「〜いるよ」とかフランクに話しかけてきてもだめ。
お前からはフォースの暗黒面を感じる。しかも強く。
そのデブッとした腹の中には何が詰まっている?
そして、頭部の白はやめなさい。君には真っ黒がお似合いだ。
白状しろ。実はその着ぐるみの中はターキン総督なのだろう。

とはいえ、2年前の水害なんかを例に考えるとやっぱりダムって必要かも・・、と思ってる自分もいる。
ごめんねかみ〜ご。きつく言い過ぎたよ。
こういうのって難しいよね。なんか良い治水方法って無いんだろうか?


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