ハイペースで調査を敢行する。
もうすぐ渓流でのヤマメ・イワナ漁は禁漁となる。
そして9月最終週の水曜日の休市日。実質今日が今年の最後の釣行になると思われ・・。
さびしくなります。
で、向かった先は鳴瀬川水系保野川。
第1次鳴瀬川水系渓魚生息調査 3月8日(水)
第1-2次鳴瀬川水系渓魚生息調査 8月27(日)
にて訪れた渓。
やっぱり最後はこの渓と決めてました。
入渓地点は前回、前々回調査時の上流、小栗山橋付近から。
ここら辺、結構工事の激しかった区間。
小栗山橋から3月に撮影。
橋の下。
下流方向。
で、
現在。
中州は無くなり一筋の流れに変わってる。
大岩は残っているものの全体的に浅くなっている。
さて、工事の影響はいかに! 調査開始だ!
入渓。
一投目でミノーに喰らい付いてきたヤマメちゃん。
キレイキレイ。
2投目、今度は少し色付きのヤマメちゃん。
少しサイズアップ。
なんだ、いい感じじゃないですか。
わくわくテンションアップ。
3投目。
えぇ?また来てくれましたよヤマメちゃん。ちょっと小ぶり。
もう帰ろうかな。7〜8分しか経ってないけど。
シーズン最後の最後で楽しすぎるよ。
今日は早起きがんばってみた。
だけど本日最初の入渓者であったとしてもこんなに連続ヒットはあまり経験が無い。
今日はいっぱい歩こうと思ってお弁当まで持ってきちゃったよ。
一日やってたらいっぱい釣れちゃうのかな?なんて妄想もフル回転。
さぁ、どんどん進もう。
農業用水の取水のための小さな堰を越える。
ここからが今日の本番でしょう。
釜底游鮪、この区間の渓に入渓するのは3年ぶり。
大水の前の記憶しかないけど川の形状は思ったより変わっていて新しいポイントらしきものが
沢山できてる。
この深いところは反応無かった。
次に行こう。さっさと。先は長い。
この木々のトンネルの下はかなり深くなっていて結構な数渓魚達が居ついているポイント。
んん?
いい感じで深いけど、渓魚からの反応なし。
なぜ?
非常にクリアな水で底まで丸見えだけど、なんか何も居ないような気が・・。
まぁ、先は長い気にせず次に向かう。
木々のトンネルを抜けて。
あぁ、やっぱり少し荒れてるのね。
朝食と昼食を兼ねて川の中の岩の上でおにぎりを食う。
いやぁ〜なんて気持ちの良い日だ。
なだらかな平瀬が続く。
石の周りを丹念に探ってみたけど
ルアーを通す度に小さな魚が出たり入ったり・・。
なかなか口を使わせることができない。
これ以上ないくらい好条件の重なるポイント。
沢の流れ込みあり、流れがあたって深くなってるところあり・・。
だがしかしここでも渓魚からの反応はない。
んん〜。なんかこの釣行先が怪しくなってきた。
延々と続くなだらかな平瀬をミノーからスプーンにルアーを変えて、サイズも小さくして
丹念にポイントを探る。
何の反応もなし。
というか、渓魚らしき影も見かけない。
そんなに長くない区間に沢山の好ポイントがあるけど渓魚からの反応まったくなし。
入渓地点の三連荘がもはや去年のように感じる。
なにが「一日やってたらいっぱい釣れちゃうのかな?」だよ・・。恥ずかしい。
釣ってから言えよって感じ。調子に乗ってました。すみません。
竿をたたんで沢歩きに変更。
退渓地点までのんびり歩こう。
あれ?開けたところに出たけどこんなところあったっけ?
久しぶりに来ると初めての渓に来たような気分になる。
3年ぶりとはいえ変わり過ぎだろう。
以前は向かって左手が主流ゴウゴウとした流れで右手方向は深いボサの中を
チョロチョロと水が流れてる程度だったけど・・。
自然の力はすごいよね。今では主流だった左手の流れが完全に干上がっている。
これに比べれば小栗山橋付近の工事なんてなんかチョロイもんなのか。
この先数百メートルで右手から流れ込んでくる沢伝いに一箇所、さらにその先の
大堰堤でもう一箇所退渓地点があるが、そこまで行かず少し戻ったところの
キャンプ場跡地へ抜ける退渓地点から抜けよう。
・・・というか釜底游鮪、3年前の暑い夏の昼下がり、この先でデカイ熊に遭遇している。
岸際の大石を川の中からまいたその先で
冷たい石におなかをくっつけてグーグー寝ている熊に・・。
だから不用意にこの先には進めないのです。
思い出すと怖くて怖くて。
今年最後の調査釣行、小栗山橋付近で楽しい思い出ができたから良しとしよう!
だけど橋上流の小堰からの上流方向はなぜあんなに釣れなくなってしまったのだろう?
区間の上下に大堰堤を抱え入渓しやすく、誰もが知ってる有名で人気のある場所だけど
それにしたって魚が少なすぎると思う。釣りきられちゃったのかな?
以前は魚影も濃く秋まで楽しく遊べる渓だったのに・・。
何がどうなっているのか、釜底游鮪この渓に何があったのか知りたいです。
次回は渓流カテゴリー今年最後の記事、禊と総括です。
⇒ m.sato (12/22)
⇒ 釜底游鮪 (07/15)
⇒ ブルーリバー (07/13)